【センタリング&グラウンディング】スピリチュアルを現実と繋ごう

この記事は約15分で読めます。

自分の気持ちを後回しにしてしまう、自分の気持ちがわからない。こんな他人軸な生き方に飲み込まれたときに効果があるのがセンタリングとグラウンディング。今回はわたしが行っているセンタリングとグラウンディングで、スピリチュアルなエネルギーとカラダのエネルギーのバランスを取り戻すやり方をご紹介します。

センタリング、グラウンディングって何?

 

センタリングとグラウンディングという英単語。
これらを日本語に訳すと以下のとおり。

 

センタリング(centering):中央に寄せること

グラウンディング(grounding):地面に接地すること

 

しかし、ヨガや瞑想、スピリチュアル界では、
『センタリング』『グラウンディング』の意味は少し異なり、

 

ヒーリングエクササイズを指して使われます。

センタリング:外界に向かった意識を自分の内面(中心)に戻す

内なる自己を通じて、本当の自分である高次の意識につなげます。

グラウンディング:自分の意識を物理的世界(地球)につなぐ

頭で考えた過去や未来ではなく、今この瞬間に意識をおろします。

 

このように、センタリングとグラウンディングは
特殊なエネルギーや能力ではなく、
2つの異なるスピリチュアルな実践方法です。

 

生きているすべての人が、常にセンタリングとグラウンディングを行っています。
でも、そのときによって強弱があるのですね。

 

実際にセンタリングとグラウンディングを行うと
力強くなった自分を感じます。

 

ここでは、
それぞれの目的、得られる効果もお話ししますが、
情報を理解しきらなくても、一度試してみるのがオススメです。

 

知識よりも体感できることが一番ですからね。
ぜひ、スキマ時間も使って日常に取り入れてみてください。

 

では、センタリングとグラウンディングのやり方の前に、
ちょっとだけ、それぞれの目的と効果を見ていきましょう^^。

センタリングで自分軸を取り戻す

 

センタリングの目的は、
外に向かっている自分のエネルギーを内側へ戻し自分軸を取り戻すこと。

 

普段、目の前の人や物、テレビやスマホからの情報などで、
自分の外側に向いてしまいがちなわたしたちの意識。

 

意識が外側に向くこと自体は悪いことではないのですが…、

 

でも、長時間そこに滞在し続けてしまうと、
他人の気分や意見に飲み込まれてしまって我を失いやすくなります。

 

「自分のやりたいことがわからない」
「自分らしさって何だろう」
「人生が空っぽで生きる価値を感じられない」

 

こういったことは、
自分に注ぐべきエネルギーが外に漏れることで起きてきます。

 

テレビをつけっぱなしにしない、
寝る前はスマホを見ない、など習慣を変えることも
ジワジワ効果が表れてきますが、

 

『瞬間的に』自分軸を実感できるのがセンタリングです。

グラウディングで現実世界と繋がる

 

『自分と繋がる』のがセンタリングなら、
グラウディングは『現実世界と繋がる』こと。

 

グラウディングの目的は、
「この地球で、この今世、この自分が生きている」という
現実に結びついて安定感を得ることです。

 

実は、グラウンディングは、
内面的、精神的な世界への関心が高くなると
弱くなりがちなのです。

 

確かに、この世はわたしたちの目には見えないものがほとんどで、
心の目で見ることは大切。

 

でも、あまりにも物質的な世界をないがしろにすると、
精神的な気づきも現実に生かすことができず、
フワフワ浮ついた状態になってしまいます。

 

また、現実世界とのつながりは、
驚いたり焦って
いるときにも弱くなっています。

 

外側で起きることに圧倒されてしまうからです。

 

過去の後悔や未来への不安に囚われているときも
つながりは希薄になります。

 

意識が居心地悪い現実に収まるのを拒むからです。

 

「人にどう思われるか気になる」
「過去の後悔や未来への不安にとらわれる」
「口先だけで行動が伴わない」

 

これらは、エネルギー的に
現実的な世界から離れてしまうことで起きてくるのです。

 

そんなとき、グラウンディングは、
イメージを具現化する現実創造エネルギーを充実させたり、
意識を『今ここ』に戻し、社会生活を快適にするのを助けてくれます。

センタリングとグラウンディングはセットでやろう!

 

センタリングもグラウンディングも、さまざまなやり方があり、
どれが正解ということはありません。

 

ここでは、わたしが効果を感じている
センタリングとグラウンディングのやり方をお伝えします^^。

 

わたしは、
センタリングとグラウンディングは、ふたつセットで行います。

 

順番は、最初にセンタリング、次にグラウンディング。

 

グラウンディングでは、『自分』と『現実世界』と融合させますが、
その前に、日常生活で外向きになった意識を『わたし』に向け、
自分の深い内側のエネルギーに気づいた状態になっておきたいのです。

 

なので、

 

①センタリングで、本当の『わたし』に戻り、宇宙(高次の意識)につながり
②グラウンディングで、『わたし』を『地球』につなげる

 

の順で行います。

センタリングで下腹を使う理由:宇宙に繋がる

 

すでに、他の方法でセンタリングを実践したことのある方は、
チャクラに沿ってエネルギーの軸をイメージしたり、
頭頂部から宇宙のエネルギーを入れるイメージをしたかもしれません。

 

ここで紹介する、わたしのセンタリングのやり方では
『下腹』に意識を向けます。

 

先ほどお伝えしたように、
センタリングもグラウンディングも、さまざまなやり方があり、
どれが正解ということはありませんが、

 

やり方が合っているか不安にならないように、
センタリングで『下腹』を使う理由を説明させて下さい。

 

『背骨に沿った中心軸をイメージする』
『頭と頭上をイメージする』
というのは、

 

宇宙からのエネルギーを受け取り〜自分の軸がぶれないように整える、
という流れを促しているのだと思います。

 

一方で、わたしが行う方法では、
下腹に意識を向け、
下腹から『自分の宇宙』につながります。

 

「自分の宇宙につながる」。

 

これは「高次の自分につながる」とも言い換えられますが、
『一人一宇宙(ひとりひとうちゅう)』
という言葉で説明しますね。

センタリングと『一人ひと宇宙』

 

『一人一宇宙(ひとりひとうちゅう)』という言葉や考え方。

 

仏教に詳しかったりスピリチュアルが好きでしたら
ご存知の方も多いでしょう。

 

わたしたちは、普段、
「ひとつの宇宙にみんなでいる」と信じていますね。

 

「すでにあった、たった一つ宇宙の中にわたしが生まれた」
そして「わたしが死んでも宇宙はあり続ける」と考えています。

 

でも実は、わたしはわたし専用の宇宙を持っていて、
わたしの宇宙の創造主は『わたし』です。

 

現実世界の出来事や見えるもの。

 

自分の影響力とは関係なく起きているように思ってしまいますが、
本当は、すべてわたしの内的宇宙の投影です。

 

わたしは『わたし』を感じるために、まず、
思い通りにならない世界を創造したようです。

 

今は、その自らが造った世界に没頭していますが、
「わたしこそが創造主である」と、生きながら思い出すこともできます。

 

『下腹から自分の宇宙につながる』。

 

頭のはるか上からエネルギーを引っ張ってくるのではなく、
「宇宙創造のエネルギーはもうすでに自分の中にある」と心に留めるために、
わたしはこの方法で行います。

 

人間の知能を超えるところに宇宙がある、
神という自分よりもパワーがある存在がいる、

 

なんて、
自分の外側にあるものを崇拝しないように、
わたしのセンタリングでは下腹に意識を向けます。

グラウンディングでイメージを使う理由:心で感じる

 

また、
わたしのグラウディングはイメージを使います。

 

グラウンディングの方法として『アーシング』がありますが、

 

わたしが、センタリングとセットにしているグラウンディングは
『アーシング』ではなく『イメージング』です。

 

グラウンディングの方法としてよく紹介されている『アーシング』とは、
直接、素足や素手で大地や自然に触れる方法。

 

素肌で土や海、植物に触れることで、
カラダに溜まった静電気を地球(アース)に放電してくれます。

 

わたしも、公園に芝生があればすぐに素足になるほど
アーシングは大好きですが、

 

センタリングとセットにしたいのは『イメージング』の方。

 

理由は、
アーシングではカラダで効果がわかるのに対して、
イメージを使ったグラウンディングではココロで効果がわかるからです。

 

圧倒的な安心感に包まれるのを感じます。

 

地表ではなく地球の中心のイメージを使い
より深く強固に、地球(現実世界)と繋がり
ます。

 

一般的に紹介されているグラウンディング方法との違いが
分かってもらえたと思いますので、

 

ここから、
わたしのセンタリングとグラウンディングのやり方を説明です。

センタリングは呼吸をしながら腹圧をかける

 

わたしのセンタリングは、下腹をふくらませて行います。

 

呼吸をしながら腹圧をかけるのです。

 

「呼吸をしながら腹圧をかける」と聞くと、
少し前に流行したロングブレスダイエットのような

 

息を吐きながらお腹を凹ませる『ドローイン』を
思い浮かべる方もいるかもしれません。

 

でも、わたしのセンタリングでは、
息を吸っても吐いても下腹はふくらんでいます。

 

「腹圧をかけるのは難しい」と思われている方も多いので、
ちょっとだけ腹圧の説明をしておきますね。

センタリングで使う腹圧、実は簡単

 

「腹圧をかける」のは実はカンタン。

 

口をすぼめてスーと息を吐き続けてみてください。
ある時点からお腹に力を入れないと息を吐けなくなりますね。

 

この、お腹の力で息を押し出しているとき、腹圧はかかっています。

 

「お腹の、胃や腸などの内臓が集まった、
骨で囲まれていない部分に圧力をかけることが腹圧」

 

なんて説明されると難しく感じてしまいますが、

 

口をすぼめてスーと息を吐くと、
「このことね」と、腹圧を体感していただけたかと思います。

実践!センタリングのやり方

 

さてさて、
腹圧で下腹をふくらませるセンタリングは以下のように行います。

① 息を吸いながらお腹を膨らませる
② 息を数秒止め、膨らんだお腹をキープ
③ 息を吐きながら、ふくらんだお腹をキープ
④ ①〜③をくり返す


順に説明していきますよ。

 

・自分の下腹に風船があると思って行ってくださいね
・下腹だけでなく、お腹の横側、背中側も全部膨らませますよ

 

【準備】腹圧をかける

※腹式呼吸ができる方は【準備】をとばして【手順①】から始めて構いません。

・口をすぼめてスーと息を吐いていきましょう。

・やがて腹筋に力が入っていくのを確認します。
(これが腹圧です)

 

【手順①】息を吸いながらお腹を膨らませる

・鼻からゆっくりと息を吸います。お腹が少しずつ膨らみます。

 

この時、締まった腹筋でお腹の前側はふくらみにくくなっています。
なので、自然とお腹は横方向と背面方向にも膨らみます。

 

ウエストのくびれが筒状に太くなる感じです。

 

【手順②】息を数秒止め、ふくらんだお腹をキープ

・少しの間、息を止めましょう。筒状に膨らませたお腹をキープします。

 

腹力の再確認です。

 

【手順③】息を吐きながら、ふくらんだお腹をキープ


・息を細く長く吐きましょう。膨らんだお腹をキープしたままです。

 

息は、鼻と口どちらから吐いてもかまいません。

 

息を吐くと少し腹圧が抜けますが、気にしなくて大丈夫です。

 

※腹圧が抜けすぎてしまう人は、
口元の力を抜いてスーと少しずつ吐いてみましょう。
腹圧が入ったまま息を吐くことができます。

 

【手順④】手順①〜③をくり返す

・次の吸う息で、またお腹を少しずつ膨らませます。

 

息を吐いた時に少し抜けた分、また腹圧をかけていきます。

息を止める 〜 息を吐く〜 … とくり返しましょう。

 

この『下腹をふくらませる腹圧』ができたら、
試しに『お腹を凹ませて行う腹圧』と比べてみてください。

 

『お腹を凹ませて行う腹圧』では、
常に肺が大きく動き、意識が胸にいくのを感じ、

 

『下腹をふくらませる腹圧』は、
「腹が据わる」という言葉の通りに、動じない落ち着いた心を感じると思います。

 

また、呼吸筋を鍛えたいわけではないので、
完璧に腹圧をかける必要はありません^^。

 

息を吸ってお腹を膨らませる時、
「この辺をもう少し膨らませると気持ち良さそうだな」と感じたりします。

 

そのカラダの感覚に従うと気持ちよくできます。

 

お腹を膨らませて腹圧をかけることに慣れると、
日常の動作や、会話をしながらでもできるようになります。

 

余談ですが、わたしは、
エネルギーパンパイアとも呼ばれる、
他人からの嫉妬、
依存、執着などのエネルギーに遭遇すると
頭痛になるのですが、
このセンタリングをすると結界を張ることができます。

実践!グラウンディングのやり方

 

次に、センタリングで集中させた『わたし』の意識を
現実世界に根ざしていきます。

 

グラウンディングは以下の手順。すべてイメージで行います。

① 丹田に意識を集中
②『わたし』の意識を光にする
③ 光を地球に降ろす
④ 地球のコアのエネルギーをもらう
⑤ 地球のコアから丹田に意識を戻す

 

呼吸を続けて行いましょう。

 

​​【手順①】丹田に意識を集中

・『わたし』の意識を、下腹全体の腹圧から丹田ピンポイントに集中させます。

 

『丹田』の場所は、
指4本をそろえて人さし指をおへそにおき、小指が当たるところ。

 

小指が当たるところを確認したら、そこに手の平を当てます。

 

意識を、手の平が触れている皮膚の表面からカラダの中へ潜らせます。

 

※『丹田』の場所を調べると、
おへその下から奥へ5cmだとか、
臓器や筋肉の名前を挙げられたりしていますが、

 

わたしは、
距離や臓器や筋肉で考えるとイメージ力が弱くなるので、
単純に『手の平を感じているところの奥』とイメージしています。

 

【手順②】『わたし』の意識を光にする

・丹田が光に変わるイメージをします。ふくらんだお腹を保っています。

 

光は『色』で感じても、『温度』で感じても、『音』で感じても構いません。

 

「これで合っているかしら?」と不安にならなくても大丈夫。
エネルギーはあなたの信じるようにカスタマイズされます。

 

※わたしはいつも『色』でイメージしていますが、
その時々でイメージできる色は違います^^。

 

【手順③】光を地球に降ろす

・光の玉は、ゆっくりと下へ降りていきます。

 

丹田から下へ降りていき、
骨盤底(股の間)を通って、カラダを抜けていきます。

 

※立っていても座っていても、
足の裏からではなく、骨盤底(股の間)から光のエネルギーを降ろします。

 

脚にエネルギーを通すイメージを省くことで手順を簡素にするのと、
よりダイレクトに自分と地球が繋がっているように感じる効果があります。

 

部屋の床を抜け、地面に入り、地殻、マントル…。
光の玉を地球の中に降ろしていきましょう。

 

重力と同じ方向です。

 

【手順④】地球のコアのエネルギーをもらう

・光のエネルギーが地球のコアに到達しました。

 

「コンッ」「ポチャッ」「ジュワッ」などの音がするかもしれません。

 

・地球のコアに、少しの間とどまりましょう。

 

地球のコアは熱で真っ赤です。
コアの中に入った光は、熱と地球のエネルギーで少し揺らいでいるようでもあります。

 

ここで、地球のコアのエネルギーを分けてもらいましょう。
『わたし』の光に、赤くて熱いエネルギーが流れ込みます。

 

【手順⑤】地球のコアから丹田に意識を戻す

・地球のコアから光のエネルギーを上に戻します。来た道を戻りましょう。

 

地球のコアと融合した光のエネルギーは、来る時より温かく、まぶしく、太くなっています。

 

マントルを通って、地殻、地表を出て…
骨盤底(股の間)を通って、丹田に入りました。

 

エネルギーが通った光の道すじは、
地球のコアとわたしの丹田を繋いでいます。

 

これで、センタリングとグラウンディングは完了。

 

『わたし』のエネルギーが力強くなったのを感じ、
安堵に包まれていることと思います。

 

どうしても現代社会での生活では、
一生、効果が続くというわけにはいかない
センタリングとグラウンディングですが、

 

呼吸で腹圧をかけるセンタリングと
イメージをするだけのグラウンディングは
短い時間でカンタンにできますので、

 

ぜひ日常に取り入れてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました